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江戸時代、江戸は驚くほど自然豊かな都であった。八割に迫る土地が大名屋敷・寺社地であり、緑豊かで小動物や鳥が至る所に生息していた。空や大名庭園には、絶滅した日本朱鷺(トキ)が舞っていた。 幕末から明治初年の江戸、愛宕山より 大名小路方向を見る。写真・フェリーチェ・べアド |
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■江戸時代、幕府中興の祖と言われた八代将軍吉宗は、本草学を奨励した将軍である、奨励には、薬草輸入(主に朝鮮人参)による金銀の海外流失を防ぐため、「何とか日本で栽培できないか」という実利目的があったが、日本に住む動植物に関心を持ち、長崎から江戸にゾウを連れてこさせるなど好奇心旺盛な将軍であった。全国の動植物を調査する企てを起こす、その影響を受け、図譜を創るという事に熱中する大名・旗本・町人を生み出し、狩野派絵師に描かせる者、自身で絵筆を取る者など、今、その絵を見ても遜色のない正確な姿の図譜が出来た。順次それら江戸図譜を紹介する。(2014年開始)上は描かれた「マンボウ」栗本丹州
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