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『翻車考』画・栗本丹州著 文政8年(1825)自筆本。国立国会図書館デジタル化資料 同図書館には、写本も所蔵されている。 ●『マンボウ (万宝、漢名は翻車、地方によってはウキキ(浮木) とも言う。翻車魚は体長1〜3mにも達し、見た目にもたいへん奇妙な魚なので人々の関心も高く、たくさんの記録が残されています。 「翻車魚」は幕医栗本丹洲による写生図、上の「水戸岩城万宝魚図」は丹洲の父、田村藍水が入手した図の転写です。本書は丹洲が9図を集めてそれに考察を加えた小論で、同じくマンボウに関心があった親友の蘭学者大槻玄沢が所蔵する蘭書の図も含まれています。』(「珍禽奇獣異魚」国立国会図書館デジタル化資料より) |
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●図は、解剖図と『紀州鯨鯊類図巻』より転写したマンボウである。珍しくやや斜めから見た図である。反対側の目がちょっと見えている。国立国会図書館デジタル化資料 |
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●図は、寛政中頃の冬に捕らえられ塩付けにされたマンボウ、鮫肌で粗く、口から尾まで2尺(60センチ)と記載されている。左の画は、藍水先生の求めにより船にて銛(モリ)で捕らえたマンボウである。国立国会図書館デジタル化資料 |
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●『マンボウ (万宝、漢名は翻車、地方によってはウキキ[浮木]) は体長1〜3mにも達し、見た目にもたいへん奇妙な魚なので人々の関心も高く、たくさんの記録が残されています。「翻車魚」は幕医栗本丹洲による写生図、上の「水戸岩城万宝魚図」は丹洲の父、田村藍水が入手した図の転写です。本書は丹洲が9図を集めてそれに考察を加えた小論で、同じくマンボウに関心があった親友の蘭学者大槻玄沢が所蔵する蘭書の図も含まれています。』(「珍禽奇獣異魚」国立国会図書館デジタル化資料より) |
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●図は、他の図からの転写、体長は2丈(約6メートル)とあるがこんな大きいマンボウがいたのであろうか。左図は、寛政丁巳年(1799)、佐渡の姫津海岸で捕らえられた翻車魚(マンボウ)。国立国会図書館デジタル化資料 |
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●図は外国の図鑑からの転写であろう。上がモラ ペレギリナ、下がモラ シツテルピスと記載されている。国立国会図書館デジタル化資料 |
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