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アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトと彼が収集した葛飾北斎の摺物 あまり知られていないが関東大震災でも、倒壊しなかった帝国ホテルを設計して、日本人に人気があるアメリカの建築家フランク・ロイド・ライト(1867〜1959)は、アメリカの富豪に日本美術を仲介した人間である。彼らより美術購入資金を預かり日本で購入した。その時の仲介料手数料で自分の美術品を購入したと伝わる。そのライトが最後まで手放さなかったのが、北斎の摺物であると言われている。ライトは北斎に惚れ込んでいた。 葛飾北斎の摺物(すりもの)東京国立博物館所蔵 (参照・展覧会カタログ『世界的建築家の大いなる遺産 フランク・ロイド・ライトと日本展』財団シーボルト・カウンシル発行 監修・狩野博幸・ブルース・ブルークス・ファイファー) ●葛飾北斎は富岳三十六景で知られるが、最初からあれだけの構成力を持っていたわけではない、私見だが北斎ほど自分の描きたい事(絵)にこだわった絵師はいないように思われる。また連作の構成には、資料をよく調べて画面構成をした絵師はいない。それは「千絵の海」等の場面構成を見れば判る。 北斎は熱心な日蓮宗徒であった。おそらく、池上本門寺にも北斎の肉筆絵があったと思われるが、戦災で焼けてしまったと思われる。2023.01.31 更新 トップ扉に戻る |
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