焼夷弾で池上本門寺境内一帯が炎上した幸いにも残った経蔵

経蔵写真
『経蔵』は江戸期天明4年(1784)に34世日謙により再建された。建築様式は、木造重層、宝形造り銅板葺き方五間。

経蔵』の内部   八角形の書架が見える。内部は灯籠のように心柱を軸に八角形書架があり、祀ってある像は中国南北朝時代の傅大士(ふたいし)で、この輪蔵様式(回転する書架)の考案者である。天海版一切経5000巻あまりが納められている。(下の写真)
経蔵内部写真
経蔵写真写真

雪の中に静かにたたずむような経蔵の姿、  2008.02.03
戦争などで台のみ残っている供養塔が多い
(上の写真参照)
加藤清正写真釣り鐘堂写真
加藤清正の供養塔は写真の梵鐘の裏側にある。
加藤清正の供養塔  本門寺内では最大級の宝篋印塔(ほうきょういんとう)で塔身、笠、相輪が無事に残っている。慶安2年(1649)に建立された。
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