歌舞伎『御存鈴ヶ森』の粋な隋院長治衛の台詞 「お若いのお待ちなせい」


浮世絵データー
絵師・歌川豊国三代(初代国貞)   安政五年(1858)10月(午十の印) 彫師・彫兼 小泉兼五郎、別に小泉彫兼の印も使用 版元・木屋宗次郎、馬喰町四丁目佐吉店、後に三丁目に移転する。

駕籠(かご)の中から、白井権八に声をかける幡隋院長治衛、『お若いのお待ちなせい』、権八『待てとお止届めなさるしは』の有名な台詞の場面。歌舞伎の演目「鈴ヶ森」から。駕籠には、大森にあった宿屋「駿河屋」の提灯が下がっている。現在も地名として残っている。

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