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●この浮世絵の描かれた場所は、調布付近と言われいる。江戸時代の玉川は大変きれいな川で、鮎などの川魚が捕れた。その鮎を捕る鵜飼いも行われていたという行楽の場所でもあった。浮世絵にも網を打つ漁師らしき人物が描かれている。また、対岸に平間村の家屋が見えるので、場所は「丸子の渡し」付近だと思われる。多摩川は漁業として川魚、生活物の運搬、産業としての砂利採取(川は緩やかに蛇行して砂利が堆積)、上流から下流への木材運搬の道として利用など、多様な面があり人間生活に関わりの深い川でした。
○歌川広重 江戸近郊八景「玉川秋月」版元「喜鶴」と左側に狂歌を刷り込んだ「大盃堂開板」がある。 |
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