仏の世界を具現化、画家・露木惠子さんの日本画が
我々を仏の世界に招く

大雄殿写真ステンドグラス写真

建築が経済効率に従い機能重視の世界になり、絵は壁面を飾るアクセントの役割しかなくなった。建築物全体がひとつの世界観をイメージすることはまれである。

林昌寺が檀信徒のために多目的ホールとして大雄殿(だいおうでん)を建造したのは、目に見える仏の世界で葬儀・法事などをして故人をしのび、安らかな気持ちで天上世界を体感してもらうためである


大雄殿玄関を蓮の花をイメージしたステンドグラスが迎える、原画・露木惠子。ステンドグラスは他に本殿との渡り廊下、2階の廊下にある。ステンドグラスを拡大

大雄殿一階エントランスホール

上の写真、一階の玄関ホール
 ホールに入るとお釈迦様の誕生仏が迎える。圧巻は天井を埋める「天人散華供養の画」2面である、天から蓮の花びらが舞い落ちるようだ。音楽がなくとも仏の世界を体感できる。(画・露木惠子)
「天人散華供養の画」を拡大

一階奥の大広間には葬儀・法要などを行う、「臨減度時御本尊」と「法華変相図」がある。


エレベーター写真
右写真、エレベータの扉には仏のエッチング、2階への壁面には3面のステンドグラスが柔らかな光で仏の世界に導く。(原画・露木惠子)ステンドグラスを拡大 
階段ステンドグラス写真
お釈迦様臨終の風景写真

上の写真、2階大広間のお釈迦様の涅槃像 背景の画はお釈迦様の入滅の様子を描いたもの、沙羅双樹の間に横たわるお釈迦様と嘆く人々が周りを囲んでいる。(画・露木惠子)背景画を拡大
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