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写真 研究ノート 河原良助氏 ●写真は、河原清吉氏が改良を重ねるため、工夫シタ研究ノートをお借りした。〈馬込大太三寸人参〉 |
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●他の三寸人参について 徳川幕府崩壊間近に開港された横浜港は、開港と同時に西洋人が住むようになりました。彼らは色々な生活必要品を持ち込みました、そのひとつに西洋野菜があります。日本にも大根、ゴボウ、里芋、那須、ほうれん草などがあり加熱して食べていましたが、食べたい野菜がない場合、彼らは自分たちで野菜の栽培を始めました。レタス・パセリ・キャベツ・カリフラワーが栽培に成功したと初代駐日総領事ラザフォード・オールコックが書いています。(『大君の都』参照)その後、神奈川奉行が吉田新田で西洋野菜栽培を奨励し始まりました。その後、はっきりした時期は解りません、神奈川区子安の精農家が、オックスハートという短円錐形品種に改良したのが「子安三寸人参」(別名 横浜三寸、金港三寸、仏向三寸)と呼ばれた人参です。昭和50年代までこの地で栽培されたようです。 馬込大太三寸人参の元になった川崎三寸も子安三寸の別名かも知れません。 |
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●馬込特産ー馬込半白節成胡瓜の種子が公的機関に保存されました。 1.農業生物資源ジーンバンク(すでに保存済み) 2.東京都農林総合研究センター 3.東京大学大学院農学部生命科学研究科 今まで種を受け継ぎ守って来た方達も高齢に成り、徐々に保存が難しい状況になりかねません。そこで江戸東京・江戸野菜研究会・代表大竹道茂氏にお願いして保存へ動いて頂きました。その結果、上記の機関に保存されました。大竹道茂氏には大変お世話になりました、厚くお礼申し上げます。大竹道茂氏のブログ案内は前のページにあります。 |
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『伝統野菜をつくった人々「種子屋」の近代史』阿部希望著 農山漁村文化協会(農文協)刊 3500円(プラス税)詳細を見る | ||||||||||
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