《レユニオンドードー》(英名 ホワイト・ドードー)
ドードーイラスト学名  Raphus apterornis (ラプス・ボルボニクス)ハト目ドードー科  リンネの学名 Didus borbonicus (ディデュス・ボルボニクス)
《体色、体型》  
  大きさはモーリシャスドードーと同じぐらい、違いは、翼の先端が黒く他は黄色 を帯びた白色である。 重さ30ポンド(25キロ)ぐらい。
体色  白色、そのためホワイトドードーと言われる。
分布  レユニオン島  
「The Dodo and Kindred Birds」1953 年この画は蜂須賀正氏の論文に掲載されていたものである
        

レユニオンドードー画写真
レユニオンドードーと他の鳥 オランダの Pieter Withoos (1654-1693) オランダの「Lord Rothschild」 コレクション 拡大表示

レユニオンのホワイトドードー 「Chromolithograph by F.W.Frohawk from W.Rothschilds Extinct Birds (1907年)」拡大表示

左のドードーは、Pieter Holsteynnonoの画 (1630年)拡大表示


レユニオン風景写真
この白ドードーの資料は少なく、記録では5人の学者によって捕らえられるか、記載されているが、絵が少しだけで骨は保存されていない。 数少ない記録者であるオランダ人ボンテクーによれば『この鳥は大変なデブで、走るときに はお腹が地面についたほどである。』と書いている。      
アイコン船長の視認記録……
1613年にイギリス人船長カールストンによれば、『七面鳥ほどの大きさでたいそう太っており、翼があまりにも短いために飛ぶことができない。白くて、どっちかといえばおとなしい鳥』とある。   
1619年にオランダ人の旅行者ヴィレム・ボンテクー・ファン・ホールンは、レユニオン島で3週間過ごした。彼が名づけた『ダドーエールセン』という鳥について『太りすぎて飛べない』と書いている。

高い山々が連なるレユニオン島の風景、小さな島に不釣り合いな高い山である。マスカリン諸島のなかでは、自然の景観が一番美しい。Neiges山は3069メートルもある。 1640年頃と1685年頃に1羽ずつヨーロッパに送られた。画も描かれたが、はっきりしたことはわからない。

絶滅年代 1746年であるとブリタニカ(フランスの百科事典)の記載がある。1801年にレユニオン島で動物の個体数の調査がおこなわれたが、1羽も発見できなかった。
レユニオン島の自然  現代のレユニオン島(写真) (2007年製作)

レユニオンドードーフランシス・レギュアの書いた『冒険航海記』のイラスト、左がひとりもの(ロドリゲス) ドードーで、右はレユニオンドードーで「白く美しい脚をもち、優雅に歩く姿が美しい」とある(1708年)。
1998年の日本の新聞によれば、レユニオン島の火山フールネーズ(Fournaise、標高2525メートル)が6年ぶりに噴火したそうである。この島は今も活動しているのである。
当時描かれたドードーのイラストが 第三章、ドードーアラカルトにあります。

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