●白井権八のほつれ毛 彫り師の腕の見せ所、ほつれた髪の毛や鬘の際などの毛が素晴らしい。髪の毛を彫ることを毛割(けわり)と言い、大変難しく腕がいる。頬のほつれ毛がすばらしい。幕末頃の腕の良い彫り師は1ミリの中に三本の毛を彫ることが出来たというから驚きである。
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