ー東海道五十三次 広重と大正期の写真ー知足美術館 開館10周年記念事業本


「東海道」ー東海道五十三次 広重と大正期の写真ー発行・編集 知足美術館 制作・株式会社キタックCGソリューションセンター 発売・新潟日報事業者 製版・電子製版株式会社 印刷・新潟プロセス印刷株式会社 定価(本体3619円+税)
判型 本体・左右300ミリ×天地210ミリ 広重の浮世絵はオフセット印刷、風景写真はコロセットいんさつである。大正7年にはオフセット印刷は無かった。
知足美術館(ちそくびじゅつかん)は、新潟市中央区新光町にある私設美術館です。ここには、歌川広重の「東海道五十三次」のもっとも素晴らしい摺りと言われる「保永堂版全55図」を所有しており、通称・五十三次の美術館として知られています。
「東海道」ー東海道五十三次 広重と大正期の写真ーの内容について
また、 大正7年(1918)に東光園(とうこうえん)より発行された本「東海道」は、広重の東海道五十三次を描いた場所から撮影した写真と広重の浮世絵を比較したものである。江戸から大正と時間は82年も経過しているが、風景の変化は少なく、当時の「東海道」の雰囲気を知る唯一の資料であると知られている。
知足美術館は2007年に美術館10周年記念事業として、東光園の「風景写真」と知足美術館の「広重・東海道五十三次浮世絵」を対比した美術本を発行した。少部数であり、現在手に入れることは極めて難しい。

浮世絵と写真を比較検討する。
検討するのは「日本橋」「品川」「川崎」「保土ケ谷」「戸塚」「蒲原」の6宿場である。あとは本を御覧ください。
広重は五十三次浮世絵すべてに工夫を凝らし、庶民のあこがれの風景の浮世絵を創りあげた。雪の降らない蒲原に雪降る宿場風景を創りあげた。まさに広重の面目躍如である。
1、「日本橋」東海道名所之内 東都数寄屋河岸橋 広重(右)、東海道名所之内 尾張町 一松齋芳宗



大正7年頃の日本橋風景 浮世絵では左の高札場に魚河岸に向かう人達が見える。
次のページに       トップページに戻る