ー東海道五十三次 広重と大正期の写真ー知足美術館 開館10周年記念事業本
浮世絵と写真を比較検討する。2、「品川」東海道名所之内 広重
〈考察〉広重は海沿いの東海道をやや高い位置から見ている。そこに、東海道を下る武士の一団の後尾が見える。海岸沿いには宿屋や屋台が見える。海には帆掛け船が停泊している。〈大正時代〉には、同じ場所には大きな家とビル、手前の線路は東海道線路であろう。広重の画いた情緒ある宿場の風景は失われた。




大正7年頃の品川は東海道線が低く掘られた位置にある。直ぐに鉄道嫌いの西郷のため海中に土塁を築き線路を施設した。
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