●目黒道(府道66号線)は江戸時代以前からの古道である。
江戸開闢以来、海沿いの東海道が出来るまで目黒道(府道66号線)は、中原街道から池上本門寺へ行く重要な街道であった。池上本門寺の総門から始まるこの道は、本門寺の寺社前を通り、林昌寺を越えてから猿坂の登り、現在の環七を越えて荏原町から目黒までつながっていた道である。
猿坂あたり一帯は縄文時代の集落であった。地図の薄青色は、縄文時代には浅瀬の海であり、南向きの温暖な入り江であった。また此処に縄文人が住んだのは湧水が豊かにあり、洗足池・小池からの豊かな真水が流れていたからではないか。
●昭和28年 大田区制作の「土木概念図」(大田区の主要な道路図)
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