●横穴墓に囲まれる馬込付近（赤い部分が横穴墓）
　 中央を斜めに走るのが、現在の第一国道（第２京浜国道、古くは二国と言われた）である。池上道から臼田坂を登り、荏原町に向かうバス通りが第一国道と交差する嶺付近（新幹線陸橋）から、池上本門寺裏門あたりまでほぼ直線の道路である。古老によれば切れ切れに工事を始め、何が出来るか分からなかったと言う。馬込八幡神社裏手台地を削り、都営浅草線西馬込駅の付近では、遺跡（塚越横穴墓群）の真上を通過している。ここでは、跡形もなく破壊されたであろう、推測であるが古代の骨や遺物は固めて積み上げられ放置されたであろう、出土した骨を供養したのが『無縁霊位』の石碑である。