由緒は不明だが天地開闢に現れた神を祭る根岸神社




狛犬の後ろ姿は簡素である。全体のバランスも良く、昭和11年(1936)の奉納である。風向きのせいか全体に苔むしている 本殿は一段と高く造られている。狛犬右の阿像の口内は、赤く塗られている。また、阿像、吽像とも子供を抱えており、吽像の子は鞠に噛みついている。
写真上は右の阿像、左は吽像、右は阿像の後ろ姿。

写真上は根岸神社の正面、鳥居は明神型である。神社の由緒は不明である。本殿は昭和9年(1934)の建設。

祭神は根ケ原神社と同じである。天地開闢時に神世7代の神様が現れる。その六番目の神、面足尊(おもだるのみこと)と惶根尊(かしこねのみこと)男女の神様である。意味するは「体の整い足る神」「国の整いたる神」であると言われている。

富士山を形取った手水舎
手水舎写真
左の写真は境内の手水舎である。想像であるが全体の形から富士山をイメージしたものではないか。富士講との関連は不明だが、注連縄などを締めているところから見ると神格化している。水の流れ出るところは溶岩を模しているので富士山と考えたい。神社は住宅街の中にあり、やや分かりにくいが、大森駅から線路沿いに蒲田方向へ行った所にある。
目次扉に戻る     住所 大森北4-24-3