●磐井神社の狛犬、明治14年(1881)4月
磐井神社の狛犬は大変な子沢山である、写真左の狛犬は「子取り阿像」と思うが、三匹の子供を背中と足下に連れている。右の狛犬と比べやや口の開きが少ないので吽像的にイメージしているのかもしれない。
また右の「子取りの阿像」も獅子型の狛犬で同じく三匹の子供を連れている。寄進は明治14年(1881)、石工は高橋安五郎と言われている。下の右写真は、左の狛犬を後ろから見たところ、尾は体に巻き付くように左右に分かれている。明治の時代は「生めよ増やせよ
」が世間の風潮であった。それが狛犬の世界にも影響しているのか、考えさせる狛犬である。