田園調布八幡神社は、参道階段を登ると口内を赤く塗られた、笑う狛犬が迎える
狛犬写真
狛犬阿像写真
写真下、吽像。写真上は笑っているような阿像
である。


狛犬吽像写真
狛犬後ろ写真

後ろから見た狛犬尾は簡略化されている、全体のバランスは良い。台座には願主であろうか2名の氏名、「入新井町山王 落合秀五郎・調布村下沼部 宿谷長吉」、石工「鵜ノ木谷 小俣徹石」。奉納は大正10年(1921)9月。
子供狛犬写真
狛犬阿像には、下向きの子供がいる、目が描かれているが下向きのせいかきつい感じがする。参道の階段を登ると注連縄を掛け、彩色された優しげな狛犬が迎える。鳥居と参道の階段

拝殿写真

八幡(田園調布八幡)神社

由緒によれば『創建年月不詳なるも、天正18年(1590)小田原北条氏滅亡の後、八王子城主 北条氏照の臣、落合某、この地に庵を結び、主家の冥福を祈ると伝う。その孫、左衛門、八幡大菩薩をまつり社殿を創建し氏神とする。寛政4年(1792)神谷縫之助の所領となり、氏神として信仰する』と伝わる。多摩川べり田園調布の世田谷よりの台地にある。氏子により大切にされているのであろう境内は綺麗に掃除されていた。祭神は誉田別命、本殿は明治33年(1900)建設と言われている。神社の前には六郷用水と丸子川。


上の彫刻は、日光東照宮にある「龍馬」(天馬)であるように思う。足は蹄が分かれていない「単蹄」で、頭には角が二本、髭はない。これらの特徴に合致するし、間違いはないと思う。反対側には龍が彫られている。狛犬と同様に目がはっきりと描かれている。住所 田園調布5丁目ー30