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●天祖神社(神明社)の狛犬 創建の年代は分からない。もとは神明社ともいわれた、祭神は天照大神である、八幡太郎義家が奥州征伐の時、戦勝祈願をしたという伝承があり、その時、松に兜を掛けたといわれた。その松は『八景坂鎧掛松』として歌川広重の浮世絵になっている。元は広い境内だったらしく、右側には古い階段と石組みが残っている。かなりきつい階段を上ると写真の狛犬がいる。 |
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●狛犬について 天祖神社の狛犬は、ずんぐりとした獅子タイプである。写真上、右は阿像の狛犬で足下に子供が一匹うずくまっている。子供の顔は警戒するように厳しい、 写真の吽像には背と足下に子供(子獅子)がいる。尾は左右に分かれている。面白いことに背に捕まっている子狛犬は、母狛犬のタテガミを口にくわえている。下の子供は仰向けである。 |
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■左に阿像と吽像の顔写真をあげた。二本の牙の様子と鼻の下のヒゲがよく分かる。奉納は大正4年9月である。願主は二名、皆川由五郎、もう一名は名前部分が剥落していて分からない。名字は同じ皆川である。残念なことに石工の名前は発見できなかった。実際の神社境内は木で日光が遮られ暗い、そのため写真の細部は分かりづらい。(写真は左吽像と右阿像) |
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住所 大田区山王2ー8ー1 JR大森駅前 | 目次扉に戻る狛犬扉へ | |||||||||