日本映画の名物プロデューサー、永田雅一の墓

写真 墓
力道山の墓に向かう途中にある映画界の異端経営者、永田雅一の墓。写真右側奥に墓はあるが、見ることは出来ない。
明治39年(1906)から昭和59年(1984)没。実業家、映画プロデューサー、プロ野球オーナー、馬主など多彩な顔を持つ、しかし彼を知る同時代の人には「永田ラッパ」と言われた大言壮語の語り口で知られる。
映画界に話を絞れば、大映の設立に成功。1951年(昭和26年)、『羅生門』のヴェネチア国際映画祭グランプリ受賞を始め、『源氏物語』『雨月物語』『地獄門』等の国際的に名声を得た大作を手掛ける。日本初の70ミリ映画『釈迦』も手掛けた。しかし、映画の制作に何処まで関わったかは不明である。
上の写真は、墓石上部と北を守る狛犬、放漫経営は、名優長谷川一夫、山本富士子、市川雷像の死亡などにより大映は倒産した。
熱心な日蓮宗信者の彼は、萬屋錦之助主演で映画「日蓮」を制作した。
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