●古道
目黒道の道標……
造立は享保3年(1718)の庚申塔を兼ねた道標である。右側に「池上めぐろ江道」正面には御題目と造立年月日、池上村下講中11名の名前が彫られている。
左側には「せんえくほりの内江道」とある、方向から見ると反対になるので、元は路傍に立っていたが耕地整理の時に堂宇に納められたのであろう。台座はない、高さ88センチほどである。今でも地元の人が花を供えお守りしている。この辺りの斜面は横穴墓の密集地区であり、右側には古代の剣が発見された塚越横穴墓がある。現在、その発見場所は不明である。(参考・「史詩 第12号」大田区)