塚越からの坂道を下ると「庚申塔兼道しるべ」が
ある。旧めぐろ道の十字路

庚申塔写真
大尽坂写真

↑●写真は大尽坂下の十字路にある「庚申塔兼道しるべ」である。旧目黒道(第二池上道)と塚越からの道が交差するところにある堂宇である。下の写真が大尽坂、実際に坂を見ると急坂で、おそらく20パーセントちかくあるのではないか。坂上が塚越への嶺道となる。2008.04.28



古道 目黒道の道標……
  造立は享保3年(1718)の庚申塔を兼ねた道標である。右側に「池上めぐろ江道」正面には御題目と造立年月日、池上村下講中11名の名前が彫られている。
  左側には「せんえくほりの内江道」とある、方向から見ると反対になるので、元は路傍に立っていたが耕地整理の時に堂宇に納められたのであろう。台座はない、高さ88センチほどである。今でも地元の人が花を供えお守りしている。この辺りの斜面は横穴墓の密集地区であり、右側には古代の剣が発見された塚越横穴墓がある。現在、その発見場所は不明である。(参考・「史詩 第12号」大田区)

住所 仲池上2ー4 目次扉に戻る