●インド洋は定期的に帆船が航行した。しかしその航路はヴァスコダ・ガマの開いたものである。ケイプターン(喜望峰)を回り、アフリカ大陸に沿って航海するものであった。マダガスカルとアフリカ大陸の間を通過せずに、インド洋を横断する航路はなかった。
それを見つけたのが、ポルトガル人の船長ディオゴ・フェルナンデス・ペレイラである。1507年ペレイラは航海の途中、インド洋上で孤島を発見した。それから三島はペレイラ諸島と呼ばれた。
●1513年に二人目のポルトガルの船長が訪れた、ペドロ・マスカレーナスである。彼は三島をマスカリン諸島と命名した。おそらく彼等は島のドードーも発見したが、正式の航海記には載っていない。
ポルトガルはこの航路を活用することはなかった。おそらくこの航路が、風との戦いで危険が大きいこと、あまりにも陸から離れすぎてモンスーンの風も利用できなかったことに原因があると思われる。
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