《ドードーの体重は……?》 キッチナー博士は始めて動物力学で、体型の復元も試みている。 まず、発見された全身骨格から立体モデルを創る。 ドードーはハトの仲間なので、他のハトを参考にして、筋肉の付き方から粘土によるモデルを創る。そのモデルを水に沈めて体重を推定する。この結果、体重はいままでの半分12〜13キロと推定された。骨の強度や卵の大きさなどからも、これぐらいの重さであろうと推察された。 以上のことから、まったく新しいドードー像が復元された。 キッチナー博士の復元を参考にして、当時の原始モーリシャス島の森に立たせたのが、黒ドードーの イメージ写真である。 アンドリュー・キッチナー博士の論文 (Justice at last for the dodo) 案内、アンドリュー・キッチナー博士の論文を紹介しているサイト。写真も掲載してあり、テキストは英文だが写真を見ているだけで楽しい。 Andrew Kitchener is a curator at the Royal Museum of Scotland. New Scientist - 28 August 1993 雑誌、ニューサイエンティストのホームページ
●キッチナー博士の復元で目立つことは、ドードーがスマートになったこと、羽根の位置が違うことである。(私見) 比較してみると首の付け根のところに羽根がある複製は博士のものである。アメリカ自然史博物館の複製は、羽根が胴体のほぼ中央に近い位置にある。この違いは複製の制作された年代によって違うらしい。 この博物館の復元もとになったドードーが、別種であると言われている「ひとりもの(ロドリゲスドードー)」であるからと思われる。博物館のホームページには、剥製と全身骨格の写真があるが、剥製が全身骨格から作られたものか、古い資料からのものかはっきりわからない。羽根位置の違いは上記の復元写真ページを参考にして見て下さい。
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