■八幡(前方八幡)神社……
東海道沿いの神社である。創建の年代は建武年間(1334-36)と言われるがはっきりしない。江戸時代には北大森村、西大森村の二カ所を守る鎮守であった。東海道より海側にあり、近くには梅屋敷があり江戸時代には参詣の人も多かったであろう。
■狛犬について……
左の狛犬は「玉取り」の吽像であり、足元に玉を押さえている。右側の狛犬は「子取り」の阿像である。写真では分かりにくいが、阿像は口元が壊れたのをコンクリートで補修してある。子供は一匹である。寄進は大正9年(1920)である。狛犬は湿気のためか、緑色に苔むしている。