珍しい木の神、久久能智神(くくちのかみ)を祭る大森神社(寄来)神社
 
神社写真
 
大森神社に伝わる伝説  
  ある時、海岸に金色の阿弥陀立像が流れ着いた。村人は畏れおおいと考え、海に帰したが流れ着くこと三度におよび、この神体を社に祭った。
 
昔は寄来(寄木)明神と称した。寄来(神)とは漂着神(寄り来る神)を意味しており海岸地区にある神社である、特に伊豆には多いと言われる。
 「木」を祭る神と言われる、海岸に流れ着いたことから、この神社の祭神となったのではないか。創建はハッキリしない、神仏混淆の神社である、そのせいか狛犬はない。珍しい名前の神社である。また、流れ着いた浜辺は現在の美里通りあたりと言われる。神社は東海道に面しており、江戸時代は街道脇まで波が打ち寄せていた。


民俗学者の折口信夫によれば、「山に生えている眺める樹木ではなく、建築用材の木の霊魂」を表しているという。

神社は戦災に遭い消失した、また昭和38年(1963)の東海道拡張工事により境内の配置が変わったという。神社のすぐ裏側は京浜急行の高架線である。
 百度石である
住所 大森北6-32-12 磐井神社から平和島方向へ
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