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●写真は六郷橋と川崎大師の間を結ぶ路面電車(大師電気鉄道)が、桜並木を走っているところ。川崎宿辺りから川崎大師を結ぶ、わずか2キロの路面鉄道である。(京浜急行電鉄 写真使用許可済み) ●電車の開通は、明治32年(1899)のことである。 『京浜電車が六郷橋と川崎大師の間に初めて電車を運転したのは 明治32年(1899年)1月21日、車両はわずか5両、2km の単線を行ったり来たりで、大師電気鉄道という名前でした。』「京浜急行今昔物語」元 鉄道友の会理事 吉村 光夫 氏(平成8年7月28日)より 料金は、並等5銭、上等10銭で、当時の物価からは見ると高かった。遊覧電車的な色合いが強かった。明治32年(1899)「大師電気鉄道」は、「京浜電気鉄道」と社名を変えた。 電車の速度は時速13キロメートルであった。この路面電車は、川崎大師に参拝客を運ぶのが目的であった。当時の輸送手段である人力車や乗合馬車との競合に反対も多かったという。そのため、人力車への連絡切符も用意された。順調なスタートであった。官営鉄道が広軌になると言う話があり、レール幅も1,435ミリとしてスタートした。(参考 『京浜急行九十年史 京浜急行電鉄発行』社史) |
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