死んだ馬の供養を兼ねた道標、馬頭観世音供養塔


馬頭観世音供養塔  
江戸時代天保11年(1840)の造立。前は中原街道沿いに建てられていたが、正確な位置は分からない。現在は北千束3-22-10にあり、大田区の文化財となっている。
 写真で分かるように上部は三面の馬頭観世音の座像。江戸時代の中原街道は今よりも坂の勾配が厳しく、馬には厳しい道のため死ぬ馬が多かった、そのため供養塔がたてられた。桜坂という旧大坂に名残が見られる。
下部は道標となっており、正面「北 堀之内・碑文谷道」、右「西 丸子・稲毛」、左「東 江戸・中延」、背面「南 池上・大師道」と刻まれている。『大田の史話』大田区発行 昭和63年(1988)
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