●『池上道』道標は、大林寺の境内にある。高さは1メートル62センチと大きく、道標として貴重なものである。
案内板によれば、享保14年(1729)に大森村の甲子講の人たちによって建てられた。日蓮宗の講らしく正面には「南無妙法蓮華経」の髭題目と池上道の文字、側面には「15町(1.7キロほど)で池上本門寺に着き、そのまま品川にいける」と書かれている。
この道標は、もともと池上本門寺そばに建てられていたが、その後、京浜急行梅屋敷駅のあたりに移された。現在は東海道の拡張により再度移されて大林寺に保存されている。