『麦わら細工』を教え『池上道の道標』を保存した日蓮宗大林寺


『池上道』道標は、大林寺の境内にある。高さは1メートル62センチと大きく、道標として貴重なものである。 案内板によれば、享保14年(1729)に大森村の甲子講の人たちによって建てられた。日蓮宗の講らしく正面には「南無妙法蓮華経」の髭題目と池上道の文字、側面には「15町(1.7キロほど)で池上本門寺に着き、そのまま品川にいける」と書かれている。  この道標は、もともと池上本門寺そばに建てられていたが、その後、京浜急行梅屋敷駅のあたりに移された。現在は東海道の拡張により再度移されて大林寺に保存されている。

道標写真道標写真
『麦わら細工』は当寺の住職十二世日好により、村民の困窮を救うために始められたという。東海道を往還する旅人達にに「土産品」として喜ばれたという。

大林寺写真
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