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●左「荷宝蔵壁のむだ書」絵・一勇斉国芳(歌川国芳)版元・伊場仙 伊場屋仙三郎 東京国立博物館 拡大表示 ●右「荷宝蔵壁のむだ書」絵・一勇斉国芳(歌川国芳)版元・伊場仙 伊場屋仙三郎 東京国立博物館 拡大表示 | ||||||||||
●「荷宝蔵壁のむだ書」絵・一勇斉国芳(歌川国芳)版元・伊場仙 伊場屋仙三郎 国立国会図書館デジタル化資料所蔵 拡大表示 ●「荷宝蔵壁のむだ書」絵・一勇斉国芳(歌川国芳)版元・伊場仙 伊場屋仙三郎 国立国会図書館デジタル化資料所蔵 拡大表示 |
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●御上〔幕府)に楯突く浮世絵師…… 天保の改革で役者絵・美人画など描くことを禁止された浮世絵師達は死活問題と大騒ぎ、でも国芳は持ち前の反骨精神を発揮した。子供が壁にイタズラ書きをしたように、引っ掻いたような絵を出した。国芳のつけた画題は「むだ書」である。「釘絵」と名前を付けた本もある。(「江戸の遊び絵」稲垣進一編 東京書籍(株)刊 昭和63年) 劇画風、ヘタ馬風の壁絵である、またタイトルの「荷宝壁のむだ書」は架空の名前らしく「似たから蔵」とかけて付けたらしい。国芳特有のひねりである。 中央の猫は赤塚不二夫のニャロメ猫にそっくりである。天保の改革に飽き飽きした庶民鬱憤をはらす江戸っ子国芳の表現、嘉永初期頃の作品らしい。版元の印・伊場仙も手書きである。あくまでも子供のイタズラ書きを押しとうすつもりである。(注)このシリーズは5枚あり、黄色い壁の絵が3枚、灰色の壁が2枚である。 |
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国芳戯画 『駒くらべ盤上太平棊』町触れで販売禁止となる |
●「駒くらべ盤上太平記」絵・一勇斉国芳(歌川国芳) |
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●「里すずめねぐらの仮宿」絵・一勇斉国芳(歌川国芳)名主印・渡邊庄右衛門 弘化3年(1846)5月 版元・川正 川口屋正蔵 国立国会図書館デジタル化資料 |
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●「浮世又平名画奇特」絵・一勇斉国芳(歌川国芳)名主印・村松源六・福島義右衛門 嘉永6年(1853)6月、彫り・横川竹二郎 版元・越平 越村屋平助、役者絵・市川小団次 国立国会図書館デジタル化資料 |
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●題材は、近松門左衛門の「傾城反魂香・又平住家の場」宝永5年(1708)を絵にしたものです。又平は、逃げてきた姫を自分の住み家に匿います。そこに追っ手がやって来ますが、あら不思議、大津絵の中の人物が現れ追っ払ってくれます。国芳はさすがです、見事、夢の中の絵にしました。この浮世画は、一日に数千枚売れたと藤岡屋日記は書いています。どこかに風刺があるのではないかと噂が噂を生んだのでしょう。 |
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●「流行逢都絵希代稀物」絵・一勇斉国芳(歌川国芳)名主印・濱彌兵衛・衣笠房太郎 天保14年から弘化4年(1843〜1847)版元・蔦屋重三郎 彫り・多吉 国立国会図書館デジタル化資料 |
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●「きたいなめい医 難病領治」絵・一勇斉国芳戯画(歌川国芳)名主印・濱彌兵衛・馬込勘解由 弘化4年から嘉永5年(1847〜1852)版元・遠州屋彦兵衛 国立国会図書館デジタル化資料 |
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●嘉永3年(1850)に版行された、歌川国芳の戯画である。タイトルの「きたいなめい医」とは、江戸時代には珍しかった女医を示す、中央に座っている女性が、女医やぶくすし竹斉娘の「こがらし」である。黒羽織をしている人物が弟子である。『絵中に幕府の高官を描き、揶揄している』と言われ大評判になったと言われる。弟子の羽織の家紋が、幕府の老中達を表している。また、大奥姉小路局の権勢を揶揄している。人気のため絶版後も多くの異版が出たといわれる。 |
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