上布を着る女性
 上布とは、夏に着る和服である。平織りと縮(ちぢみ)の2種類が有り、江戸では越後縮が好まれた。布が風を通し涼しい事が、高価であっても好まれたようだ。上の浮世絵は『上布であろう。透ける布の質感が巧みに表現されている』(『狂歌と着物の模様のメッセージ 浮世絵の女性達』伊藤敦子著 朱鳥社 2005年
 
「大願成就有ヶ瀧縞 布引の瀧」絵・一勇斉国芳(歌川国芳) 名主印・浜彌兵衛 天保14年から弘化4年(1843〜1847) 版元・伊場仙 伊場屋仙三郎

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