日本画の巨匠 横山大観の描く、昇る日輪に祈る 日蓮上人の格調高い一幅


「日蓮上人」横山大観 明治43年(1910)東京国立博物館所蔵。
日蓮は生まれ故郷の安房国で、法華経を最もすぐれた教えと位置づけ、これを弘めることを自らの使命とする。4月28日、出家の地である清澄寺で昇る朝日(日輪)に向かって南無妙法蓮華経(題目)を唱え、立教開宗(日蓮宗の開宗)を宣言し、名を日蓮とあらためた。

大観の絵は、明治期の小川泰堂の「日蓮大真実伝」の朝日に題目を唱えるに着想を得ているようだ。小川泰堂・詳細
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