墓地には桜がよく似合う、春の桜は死者と生きている我々が共に見ることの出来る時間である。墓石に覆い被さる桜は死者を易しく包み込む。

本堂の右側は桜の壁である。桜の花が本堂を隠して花の壁になっています。この時にしか見られない風景です。


日朗坂(にちろうさか)江戸時代前からある坂
  左の写真は何の変哲もない小道である。日朗聖人が祖師の墓地にに通うため、39年間も通った朗師坂の頂上付近の風景である。今にも小道の向こうから日朗聖人が姿を現しそうである。桜満開の一瞬の時間である。
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