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●『関羽割臂図』 |
●応為の制作の特徴として、無意味な背景、又は垂直の柱や切り抜き的背景がある。上の生々しい手術の場面では、人物の構成は良いとおもわれるが、背景の柱は今ひとつである。柱の模様とか、壁の処理が求められる。北斉も何かアドバイスをしたのでは無いか。 ●本図は国内の所有者を流転したあと、平成十年十月以後、不明であったが、その後、クリーヴランド美術館に収蔵された。 『本図の制作は『絵本通俗三国志』第五編巻之八の挿絵を参考にしたと思われる。そのことから、制作は天保末期から弘化年間(1840〜47)ではなかろうか』(注・久保田一洋) |