●二代広重(1826〜1869)が描く八景坂の茶店風景、文久元年(1861)の夕景である。右坂から上がってくる駕籠は、東海道の鈴ヶ森刑場を不浄として避けるために、東海道を梅屋敷辺りから八景坂の茶店に上がり、ここから南品川に迂回した。現在、山王のNTTビル横あたりの道に、絵のような江戸の雰囲気が残る道がある。 国立国会図書館デジタルコレクションに二代広重の浮世絵がある。 目次に戻る