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アイコン このページは世界を旅する写真家・検見崎誠さんのご厚意により掲載しました。 (なお著作権者検見崎氏にことわり無く写真の無断転載を禁じます)

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ヨーロッパ人に、シスターアイランドと親しみを込めて呼ばれるモーリシャス島はインド洋上にある高級リゾート地である。写真のように平坦な島に火山島に特有な尖った火山が特徴である。一面に見えるサトウキビ畑はフランス統治下に始まったプランテーションである。
 人間が入植する前は鬱蒼とした熱帯森林が広がり、ドードーや陸ウミガメなど島固有種の動物達が暮らしていた。黒檀(コクタン)や数百年を経た樹木が隙間無く植えていたのだろう、人間が上陸してわずか百年ほどで多くの固有種が絶滅した、古くからの島の景観は一変した。写真は現在のモーリシャス島である。 

 


人間は、文明という絨毯で島のすべてを覆い尽くした。それは、島に移住した人間にとって、都合の良い自然と文化をおいたのである。帝国主義時代、金儲けのためにサトウキビなどのプランテーションを造り、ヨーロッパへ砂糖を供給したのである。またインド航路の重要な中継地・補給地として、帆船時代(大航海時代)から現在まで変わらない重要な地位を占めている


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