高橋松亭(弘明)の新版画『雪月花』徳持の夜景
徳持の御堂
徳持の夕景
  徳持の何処を描いたか分からない。推理だが手前の川に見えるのは、背景にある水田に水を送る六郷用水かも知れない。月が見えるので池上本門寺方向から見たところである。 大胆な推理だが、御堂は現在の池上警察署裏の馬頭観音かもしれない。 小高い台地にある御堂は日本の何処にでも見受けられる馴染みの風景であり、日本人の原風景である。その意識を持つのは、我々の年代(戦後時代昭和生まれ)で団塊の世代だけであろうか。

高橋松亭(弘明)の新版画『雪月花』徳持の夜景、大正11年(1922)4月 360×244ミリ
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