鵜鵬(うおおとり)とあるが現和名はコシベニペリカンであろう。画中には「文化十二年八月二十六日富前国白杵海部郡掻懐郷障子岩川で当地の藩士橋本平太夫という者が鉄砲で撃って捕獲したものだという。」とある。江戸時代には、実写(写生)では鳥を実物の大きさに描くことが要求された。そのため上イラストでも和紙を何枚も貼り合わせて描いてある。
(注)『『江戸鳥類大図鑑ーよみがえる江戸鳥学の精華『観文禽譜』ー』鈴木道男編 株式会社平凡社 2006年刊 定価35.000円。

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