浮世絵が創った江戸文化・団扇絵の世界 歌川豊国(国貞)と広重の競作


不思議な団扇絵である、背景は広重で人物は豊国である。背景の広重は稚拙である。広重の許可を受け、誰かが線を描き彫ったものではないか、特に下の2枚がひどい。広重筆となっているのは、描いていませんと言うサインか。豊国の落款も七十八筆(歳)と見える。描いているのか、それとも版木の流用か弟子の作品か, ハッキリしたことは分からない。

「近江八景 粟津晴嵐」絵・豊国 元治年頃 版元・辻安 辻屋安兵衛 東京都立図書館 

「近江八景 比良暮雪」絵・豊国 元治年頃 版元・辻安 辻屋安兵衛 東京都立図書館 

「近江八景 石山秋月」絵・豊国 元治年頃 版元・辻安 辻屋安兵衛 東京都立図書館 

「近江八景 唐沢夜雨」絵・豊国 元治年頃 版元・辻安 辻屋安兵衛 東京都立図書館 傘には辻安の版元印が描かれている。


「近江八景 竪田落雁」絵・豊国 元治年頃 版元・辻安 辻屋安兵衛 東京都立図書館 


「近江八景 勢田夕照」絵・豊国 元治年頃 版元・辻安 辻屋安兵衛 東京都立図書館 

ー団扇絵絵師目次ー

葛飾北斎団扇絵ページ ●歌川豊国団扇絵ページ

歌川国芳団扇絵ページ

歌川広重団扇絵ページ

歌川広重団扇絵ページ

歌川房種団扇絵ページ

「近江八景 矢走帰帆」絵・豊国 元治年頃 版元・辻安 辻屋安兵衛 東京都立図書館 
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