ー久が原の台地に立つ、室町時代の創建と言われる鵜ノ木八幡神社ー
 


鵜ノ木八幡について
 永徳元年(1489)天命伊賀守光信の子五郎右衛門光虎が下野国(栃木県)より勧請した。祭神は誉田別命(応神天皇)である。環八沿いの台地にあり、近くには新田氏の入定穴と言われる大桜古墳がある。江戸時代にこの辺りを知行した青山因幡守が崇敬篤く社殿を整備したと言われる神社前の道は昔の筏道である。

 

狛犬は左右ともやや口を開けた阿像である。共に一匹の子供を抱えている、面白いことに右の狛犬は、乳を飲ませるかのように子供の頭が腹についている。尾は簡略された江戸スタイルを示す。明治24(1891)年の奉納。(写真左参照)

奉納者はただ一人、天明忠太郎とある。石工は高橋磯右衛門である。大田区の資料では昭和24年(1949)とあるが間違いで、台座には明治24年(1891)と刻まれている。全体に剥落劣化が進行している。

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