二代歌川国貞は一寿齋国貞(1823〜1880年)として「御上洛東海道」に参加
 


三代豊国(初代国貞)に婿入りして、二代国貞を襲名する。明治になり三代(実は四代)豊国となる。号は、五渡亭・香蝶楼・一雄斎、琴雷舎、北梅戸、富望山人、富望庵、桃樹園、月波楼、喜翁、浮世又平、不器用又平など多い。美人画を得意として、弘化元年(1844)より三代豊国に入門、二代国貞を名乗る。人物・役者絵には定評がある。2014.08.12更新


28.東海道名所之内江の島 江の島 文久三年四月 伊勢屋兼吉
29.東海道戸塚 戸塚 文久三年四月 相ト
44.東海道ハコネ湯治 湯本 文久三年四月 海老屋林之助
56.東海道之内鳳来寺 鳳来寺 不明 鍵屋庄兵衛
72.東海道名所之内小夜中山 佐夜の中山 文久三年五月 山本久兵衛
100.東海道名所之内名古屋 名古屋城下 文久三年四月 魚屋栄吉
110.東海道之内関 関 文久三年四月 近江屋久助・久米次郎
129.東海道名所之内京加茂 *加茂 文久三年四月 大黒(国)屋金之助・金次郎
143.東海道名所之内宇治 宇治 不明 鍵屋庄兵衛


以上9点はタイトル『東海道中を描く錦絵の新展開ー「御上洛東海道」を中心にー』文学研究科博士過程後期課程 山本 野理子氏の論文中のリストによる。この中で国立国会図書館デジタル化資料で収蔵されている浮世絵6点(赤字)を紹介する。拡大表示は題名をクリック。
*は同所を描いた絵が複数あり、目録の示す絵がはっきりとわからない事を示す。1点緑字)は大正7年の豪華本『大名道中』東光園刊から撮影転載。(『馬込と大田区の歴史を保存する会』所蔵)

浮世絵
28.江の島 29.戸塚 44.湯元
浮世絵
うきよえ
56.鳳来寺 72.佐夜の中山 143.宇治
浮世絵
浮世絵
浮世絵
100.名古屋 110.関 129.*京加茂
 
御上洛東海道絵師目次