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●国会図書館に所蔵されるこの本が注目される理由は、日本では絶滅した朱鷺(トキ)が描かれており、特に左ページの朱鷺は「背黒トキ」と命名されているためだ。右の桃花鳥と描いてあるのも、我々が良く知る朱鷺である。長い間、別種であると考えられたが、20世紀になると背黒トキは、繁殖になると1月頃より黒い分泌物を出し、それを羽にこすりつける動作を8月頃まで続けたため、おそらく繁殖期を過ぎると白色へと変化する。 |
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![]() ●右ページは陽鳥(クロツル・キヌカツキ)、左ページは琉球ツルである。国立国会図書館デジタル化資料 |
![]() ●右ページは緋インコ、左は七毛インコである。江戸時代には鸚鵡とインコの区別はなく、全てインコである。 |