●「狩野随川甫信（ずいせんよしのぶ）の墓』（1695〜1745）戒名・青柳斎甫信雪巌日縁居士　浜町狩野家2代目　兄岑信の養子になり浜町狩野家を継ぎ奥絵師となる。

●「狩野舜川昭信（しゅせんあきのぶ）の墓」（1800〜1816）文化7年（1810）戒名・梨雲斎昭信芳城日長居士。浜町狩野家6代目。

●「狩野融川寛信（ゆうせんひろのぶ）の墓」（1778〜1815）戒名・晝院法眼狩野融川藤原寛信先生之墓　文化12年（1815）　浜町狩野家5代目　青梧斎とも称す、1808年法眼になる。「腹切り融川」と言われる。女の弟子「融女謝師恩碑」を見る

●門人「加藤遠澤」戒名・覺性院圓宅日理居士　享保15年（1730）探幽の門人 武家の家士である。（会津藩絵師）

●鍛治橋狩野家合葬碑
　宝塔横の道に面してある、鍛治橋狩野の共同墓名碑、並んで2基ある。この合葬碑裏側に数基の狩野家の墓がある。

●「狩野友川助信（ゆうせんすけのぶ）の墓」（1810〜1831）天保2年（1831）戒名・青拍斎助信法暉日政居士　浜町狩野家7代目　兄舜川のあとを継ぐが22才の若さで死亡

●「狩野探龍守玉（たんりゅう・しゅぎょく）夫妻の墓」戒名・玄得院探龍日喜信士、芝愛宕下狩野家八代目　明治14年（1881）鍛治橋狩野合葬碑の裏側にある。

●「狩野探龍守玉息の墓」、戒名・随壥院探仙日勇、
嘉永5年（1852）芝愛宕下狩野家

（注）文中の戒名は池上本門寺『池上本門寺の狩野家墓所』パンフレット の記載による。狩野家の菩提寺である「南の院」に残されている狩野家の位牌に書かれている戒名である。