滝沢馬琴の読本『椿説弓張月』の
英雄流転譚挿絵 ー化物と戦う
 


曚雲が呼び寄せた禍獣が現る。逃げ惑う人びと、勿論、北斉の空想上の怪獣である、牛の体を持つ虎か。江戸時代は、至る所に魑魅魍魎がいると信じられていた。現在では、町も明るくなり、都会に住んでいると漆黒の闇など経験することはまれであるが、江戸町では、家の外に出ると闇であり、人びとも幽霊や怨霊を信じていた。北斉の挿絵にもずいぶんと怖いものがある。国立国会図書館デジタル化資料

王女の決戦、曚雲の軍に囲まれたが、長刀を振るい突破する。左には長刀で首を飛ばされ、血が噴き出している。国立国会図書館デジタル化資料

諸神が曚雲を追い詰め、放った矢が胸を貫き、弱った曚雲は首を刎ねられた、血を噴き出し空中に飛ぶ首。巨大な龍の胴体が見えるが、首は見えない。国立国会図書館デジタル化資料

木版画


『奇想の江戸挿絵』辻惟雄著 集英社新書ビジュアル版 2008年 江戸時代の読本・草紙類の挿絵を解説、

熊鷲が敵の怪獣を襲う、鷲の描写が素晴らしい。下の怪獣の様子はわからない。絵の枠外に弓が飛び出している。国立国会図書館デジタル化資料

トップ扉に戻る    国芳目次