昭和初期まで残っていた、懐かしい大森海岸風景の三部作

川瀬巴水新版画
「大森海岸」東京20景 昭和5年(1930)
大田区立郷土博物館蔵
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川瀬巴水新版画
森ケ崎之夕陽」昭和7年(1932)
渡邊木版美術画舗蔵 
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森ケ崎(現・大森南4・5丁目)あたりは、明治時代に鉱泉が発見され、温泉街・行楽地として大正・昭和の初期頃まで賑わった。現在その面影はないが、川瀬巴水も興味がなかったらしく夕暮れの哀愁漂う風景を版画にしている。

川瀬巴水新版画
「昇る月」(森ケ崎)昭和6年(1931)
芳壽堂版 大田区立郷土博物館蔵

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