ー『水禽譜』作者不明・制作年代不明 軸 ー
木版画 カンムリツクシガモ


「カンムリツクシガモ 番(つがい)」上・オス、下・メス、文政5年(1822)北海道箱館(函館)付近で捕らえられたカンムリツクシガモ。朝鮮半島に生息するも現在では絶滅したようである。幕末には江戸市中で売られていた。国立国会図書館デジタル化資料

 
木版画 黒トキ


「黒トキ 星五位(ゴイサギの幼鳥名)」、黒トキは嘴から頭にかけて黒い。全長70センチほど夜行性。星五位とあるが成鳥のようである。国立国会図書館デジタル化資料   

写真 掛け軸

「善千鳥〔左)・島鴎(右)・ユリカモメ」文化5年(1808)の記載がある善千鳥はウトウである。チドリ目ウミスズメ科 体長38センチ、アイヌ語でウトウとは「突起」を意味しており、嘴が飛び出ていることから付けられた。国立国会図書館デジタル化資料        

木版画 ユリカモメ

『水禽譜』作者・制作年代不明
 
  絵師は不明だが、本職の町絵師が描いたと思われる。一軸に76点描かれているが、堀田正敦の図譜からの複写(転写)もあり、何らかの関連が感じられる。
 『水禽譜』が知られるのは、堀田禽譜にある「朝鮮おしどり」と同じカンムリツクシガモがのせられていることにある。この鳥は、世界中に標本が三体と言われる絶滅鳥である、その一点は、山梨鳥類研究所にある。

国立国会図書館
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