江戸時代、江戸は驚くほど自然豊かな都であった。八割に迫る土地が大名屋敷・寺社地であり、緑豊かで小動物や鳥が至る所に生息していた。絶滅した日本朱鷺(トキ)は至る所にいた。
●  図譜制作のパイオニア 熊本藩藩主・細川重賢 図譜制作のパイオニア
 1.江戸時代、本草学・生物学を担った殿様達 図譜制作の始まり

 2. 江戸幕府若年寄・堀田正敦の『堀田禽譜_水禽』 最高の図譜と言われる堀田禽譜 

     同上『堀田禽譜_山禽』他
 3.『百鳥図』寛政12年頃 伊勢長島藩藩主・増山正賢
 4.『水谷禽譜』文化07年頃 尾張藩士・水谷豊文 
 3.『鳥類写生図』文化07年 常陸笠間藩・四代藩主牧野貞幹
 4.『梅園禽譜』天保10年頃 旗本・毛利梅園
 5.『薩摩鳥譜図巻』江戸末期 詳細不明
 6.『外国珍禽異鳥図』江戸末期 長崎出島 町名主制作
 7.『外国産鳥之図』成立年不明 詳細不明
 8.『百鳥譜残欠』江戸末期 幕府奥医師・栗本丹州
 9.『姉羽鶴之図』寛政年間 尾張藩馬廻組藩士・高力猿猴庵

 10.『ガランチョウ(伽藍鳥)』清水淇川

 11.『水禽譜』作者不明
 12.『不忍禽譜』江戸末期 幕府御家人・屋代弘賢編
 13.『奇鳥生写図』河野通明他
 14.『華鳥譜』藩医・森立之編、絵・服部雪斉
 15.『唐紅毛渡鳥写生』絵・宋紫石(楠本雪渓)
 16.『奇観名話』管せいき著
 17.『啓蒙金譜』3巻 写本
 18.『来禽図彙』北尾政美
 19. 八代将軍吉宗と鷹狩り 江戸は鳥の天国 吉宗が復活させた鷹狩り 御狩場
 20. 大田区の狩り場 今の新井宿あたりにあった御狩場
   
 20.『勇魚取絵詞』小川與清(ともきよ) 勇壮な勇魚(くじら)の漁業
 21.『鯨図』栗本瑞見(丹州) 医師栗本丹州が描くクジラ
 22.『梅園禽譜ー魚』毛利梅園、川原慶賀の人魚 シーボルトの絵師・川原慶賀の河童
 23. 本草学の不思議な動物『河童(カッパ)』 河童がいると信じた江戸の人
 24. 栗本丹州『鳥獣魚写生図』 軸仕立ての鳥類
 25. 栗本丹州「翻車考」(まんぼう) 江戸人もマンボウ好きだった
 26. 栗本丹州「異魚図賛」  「竜宮の使い」などの深海魚たち
 27. 喜多川歌麿の狂歌本 三冊『百千鳥狂歌合』『画本虫撰』『潮干のつと』
 28.『帖豸帖(ちょうちじょう)』増山正賢
 29.幕府御用絵師・浜町狩野家・狩野常信と図譜
 30.江戸図譜に見る絶滅動物 オオカミ鴛鴦とトキ 今は見ることの出来ない絶滅動物
 31.奥倉辰行が描く金魚 栗本丹州の金魚 江戸人気の愛玩・金魚
 32.松平頼恭の『衆鱗図譜』のクラゲ 大名図譜の先駆け驚異の切り抜き画像
 33.井原西鶴の浮世双紙と幸田露伴の鯨の話
 

江戸時代、幕府中興の祖と言われた八代将軍吉宗は、本草学を奨励した将軍である、奨励には、薬草輸入(主に朝鮮人参)による金銀の海外流失を防ぐため、「何とか日本で栽培できないか」という実利目的があったが、日本に住む動植物に関心を持ち、長崎から江戸にゾウを連れてこさせるなど好奇心旺盛な将軍であった。全国の動植物を調査する企てを起こす、その影響を受け、図譜を創るという事に熱中する大名・旗本・町人を生み出し、狩野派絵師に描かせる者、自身で絵筆を取る者など、今、その絵を見ても遜色のない正確な姿の図譜が出来た。順次それら江戸図譜を紹介する。(2014年開始)右は描かれた「マンボウ」


参照・WEBページ 
国立国会図書館(描かれた動物・植物 江戸時代の博物誌)


トップ扉に戻る 幕末浮世絵目次 江戸ー奇想